革新性、デザイン、一流のクラフトマンシップを誇りに、常に高品質かつ高機能なウェアとギアを提供してきたカナダ生まれのアウトドアブランド「Arc’teryx(アークテリクス)」。
近年、日本でも高い人気を誇り、アウトドアシーンはもちろん、ストリートでも愛用する人を目にする機会が増えている。
今回はそんなアウトドアシーンからストリートまで活躍してくれそうなウェビングベルト「Arc’teryx Conveyor Belt(アークテリクス コンベヤーベルト)」の使用感やサイズ感をレビュー!
- コンベヤーベルトの素材感や質感を知りたい
- コンベヤーベルトの使用感を知りたい
- 32mmと38mmのサイズ感
目次
Arc’teryx「Conveyor Belt 38mm」をレビュー!
ヘビーデューティーなウェビングベルト「アークテリクス コンベヤーベルト」。
ベルト部にはナイロン素材を編み込んだ耐久性を感じられるしっかりとした質感に、ステッチが走っているようなステッチディテールを採用している。
バックルにはマットな質感のメタル素材が採用されており、頑丈で耐久性に優れ、ウェビングベルトにありがちなチープさも排除されている。
デザイン面はバックルにアークテリクスお馴染みの始祖鳥のロゴが、ベルト先端(剣先)に同色でARC’TERYXのロゴが配さされただけの非常にミニマルな、アークテリクスらしいデザインのベルトとなっている。
カラーと合わせて男女問わず使えるユニセックスなベルトだ。
また製造において使用される素材と工程は環境を考えたものとなっており、「アークテリクス コンベヤーベルト」はサステナブルな製品でもある。
アークテリクス「コンベヤーベルト」のカラー
アークテリクス「コンベヤーベルト」はただのベルトとは思えないほど豊富なカラーラインナップが揃っている。
しかも32mmと38mmで少し異なるカラーラインナップ――32mmにしかないカラー、38mmにしかないカラーが存在する――となっているのだ。
※32mm、38mmに共通するカラーは4色(Black、Groovie、Sprint、Boxcar)
カラー | 32mm | 38mm |
Black | ○ | ○ |
Groovie | ○ | ○ |
Serene | ○ | |
Sprint | ○ | ○ |
Warm Stone | ○ | |
Bordeaux | ○ | |
Boxcar | ○ | ○ |
Forage | ○ | |
Wicker | ○ | |
Hazelnut | ○ | |
Yukon | ○ |
筆者は両サイズ共通のブラックをセレクトした。黒が好きなので。
アークテリクス「コンベヤーベルト」の長さ調整
ビジネスシーンなどを含め、最も目にする一般的なベルトといえば、あらかじめ用意されている(または自分で開けた穴)にピンを通して固定するピンバックル仕様のベルトではないだろうか。
ピンバックル仕様のベルトは穴にピンを通すだけで固定でき、締めたり緩めたりが非常に簡単である一方、細かなサイズ調整を行うことはできない。
アークテリクス「コンベヤーベルト」はそんなピンバックルではなく「トライグライドバックル」を採用している。
そのためアークテリクス「コンベヤーベルト」は固定する場所が決まっておらず、使用者の体型やフィット感に合わせて柔軟にサイズ調整を行うことが可能となっているのだ。
それでいてベルトが簡単に緩んでしまうということもない。
しかしながらピンを通すだけで固定できるピンバックルに比べると、固定するとき――締めるのに慣れが必要かもしれない。
またバックルにベルト先端(剣先)が通りにくいという声も少なくない。
この辺はデメリットと言えるかもしれない。
アークテリクス「コンベヤーベルト」のサイズ(S/M/L)の選び方
アークテリクス「コンベヤーベルト」にはS、M、Lの3つのサイズが用意されている。
公式サイズ | 長さ |
S | 106cm |
M | 116cm |
L | 130cm |
どのサイズを選べばいいのか?
自分の体型とバックルに通した後、ベルトをどれくらい余らせたいかによる。
日本人の平均身長(170cm前後)程度で標準体型の人であればSサイズかMサイズで十分だろう。
あまり余らせたくないのならSサイズ、少し余らせたいならMサイズ、かなり余らせたいならLサイズになるだろうか。
筆者は少し余らせたかったのでMサイズを購入した。
購入する前に手持ちのベルトやメジャーを当てて確認してみよう。
アークテリクス「コンベヤーベルト」は32mmと38mmはどちらがオススメ?
アークテリクス「コンベヤーベルト」には太さ(幅)が32mmと38mmと2種類が用意されている。
どちらがオススメか?
結論から言うと「自分の好み」という他ない。
どちらのサイズを選んでもベルトループを通らないということは恐らくないだろう。ダブルループ仕様のような特殊なベルトループでもない限り。
少し細めが好きなら32mm、少し太めが好きなら38mm。
筆者は太めが好きなので38mmにした。
アークテリクス「コンベヤーベルト」のレビューまとめ
アークテリクスらしいデザイン、機能性、品質に加えて環境にも配慮した製品となっている「コンベヤーベルト」。
実際に使ってみてわかった「良かったところ」と「良くなかったところ」。
- デザイン
- 質感
- 調整
バックルと剣先にアークテリクスのロゴがあるだけのシンプルなデザイン。
メタル製のしっかりとした重量感のあるバックルと38mmと太めであるにも関わらず、簡単に形が崩れたりしないベルト部の張り、硬さがもたらすチープさを感じさせない質感。
1度「ココ」と決めたらもう1mmも動かしたくないサイズ調整。バッチリ!
- バックルと剣先のサイズ感
剣先がバックルに通りにくく、ベルトを締めるとき、ベルトを緩めるときに少しストレスを感じることがある。