登山やハイキング、キャンプ、釣りなどのアウトドアライフを楽しむ人はもちろん、それ以外の人にとっても、衣服の選択は快適さと安全性を左右する重要な要素です。
夏の名残が11月も半ばまで続き、暖冬かと思いきや、急に冬の到来を感じさせるような寒さがやってきたこれからの季節は特に。
今回は外出するのも億劫になるような寒い時期を乗り切るためにオススメしたい「ワークマン サーモライトエコモード サーマルクルーネック 22018-02」を実際に着用したわかった特徴と良かったところ、悪かったところ、着用感、サイズ感について紹介します!
寒い季節を快適に過ごすための最強アイテムを、一緒に探っていきましょう!
目次
ワークマン「サーモライトエコモード サーマルクルーネック 2024 22018-02」
2024年も発売直後から完売続出のワークマンの人気アイテム「サーモライトエコモード サーマルクルーネック」。
ザ・ノースフェイスのアイテムにも使われている素材――100%リサイクルポリエステルから作られた「THERMOLITE EcoMade(サーモライトエコメイド)」を採用したロングスリーブトップです。
商品名 | サーモライトエコモード サーマルクルーネック |
カラー | ブラック / チャコール / ベージュ / モカ / グリーン |
サイズ | M / L / LL |
素材 | ポリエステル100% |
価格 | 1,280円(税込) |
有名ブランドも採用する素材を使い、ミレーのスルーウォームクルーを彷彿とさせるアイテムでありながら、価格は1,280円とワークマンらしさを見せつけてくれるアイテムでもあります。
ではそんなサーモライトエコモード サーマルクルーネックの最大の特徴であり、人気の理由となっている「サーモライトエコメイド」とはどのような素材なのでしょうか?
素材の特徴を知り、実際に着用したときの効果をチェックしていきましょう!
サーモライトエコメイドとは?
1. THERMOLITE® EcoMadeとは?
THERMOLITE® EcoMadeは、リサイクルされたポリエステルを100%使用した軽量で高い保温性を持つSDGsを考えた合成繊維です。そんなサーモライトは多様な製造形態に対応し、かさばることなく優れた暖かさを発揮するため、衣類はもちろん、布団や寝袋、靴など様々なアイテムにも採用されています。
2. 断熱性能の高さ
THERMOLITEの最大の魅力は、その優れた断熱性能です。特殊な構造によって暖かい空気を多く閉じ込めることで、体から発せられる熱を逃がさず、外部の寒さから守ってくれます。例え濡れていたとしても。これにより冬の登山や寒い季節のアウトドア活動でも快適に過ごすことができるのです。
3. 軽量でコンパクト
登山やハイキングではかさばることなく、荷物を軽くすることが重要ですよね?THERMOLITEは軽量なため、衣類や寝袋に使用しても重さを感じることがありません。またコンパクトに収納できるため、バックパックの中でも場所を取らず、収納を助けてくれます。
4. 通気性
THERMOLITEは単に保温性が高いだけでなく、通気性にも優れています。これにより汗をかいても内部が蒸れにくく快適な着心地を保ちます。
サーモライトと他の保温素材との違い
1. 保温性能
- THERMOLITE: 軽量でありながら、高い断熱性能を持ち、体温を効率よく保持。特に寒冷環境での使用にも。
- ダウン: 自然素材で非常に優れた保温性を備えていますが、湿気に弱く、濡れると保温力が低下。また優れた保温性を確保しようとすると重さやボリュームが増すことも。
- 合成繊維(例:プリマロフト): ダウンに似た保温性を持ちつつ、湿気に強く、濡れても保温力を維持しますが、THERMOLITEほどの軽量性はないことも。
2. 軽量性とコンパクト性
- THERMOLITE: 非常に軽量であるため着用しているときはもちろん、バッグなどに収納するときも軽量かつコンパクトにできるので便利。
- ダウン: 軽量ながらボリュームが大きくなりやすいことが。
- 合成繊維: ダウンやサーモライトと同等の保温性を求めた場合、一般的にダウンやTHERMOLITEよりも重くなる場合が多い。
3. 通気性と速乾性
- THERMOLITE: 通気性があり、湿気を逃がしやすく、汗をかいたとき、汗をかいた後も快適な着心地を保つことが可能。
- ダウン: 通気性はありますが、湿気を吸収しやすく、乾くのに時間がかかることがあり
- その他の合成繊維: 通気性や速乾性は素材によりますが、一般的にはTHERMOLITEほどの性能は持たないことが多いです。
4. 用途の幅
- THERMOLITE: アウトドアウェアや寝袋、インナーウェアなど幅広い用途で使用されます。
- ダウン: 主に高い保温性が求められるアイテムに使用されますが、特に寒冷地向けです。
- 合成繊維: 様々な用途に対応でき、特に湿気の多い環境やアクティブな活動に適しています。
敏感肌にも優しい肌触りと着用感
サーモライトエコモード サーマルクルーネックの素材感、着用感としては、まず表地はふんわりとしたパイル地を思わせるような柔らかな質感が特徴的です。
手で触れるとまるで雲を撫でているかのようなふわふわ感が広がり、思わず頬ずりしたくなるほどの心地良さがあります。その柔らかさは手で触れたときはもちろん、見た目にも伝わるほど。
一方、裏地は表地ほど起毛感は強くないものの、しっとりとした柔らかさを感じられる仕上がりです。
肌に触れた瞬間に冷たさを感じさせず、肌に馴染むような優しい触感が特徴的です。
この裏地のおかげで素肌に直接着てもかゆくなったり、チクチクしたりせず、ストレスなく着用することができます。
その優しい素材感と肌触りのおかげで長時間着用しても不快感を憶えることはなく、リラックスウェアとして日常使いしてもOKです。
全体としてこのサーモライトエコモード サーマルクルーネックは、表地と裏地が異なる役割を持ちながら、どちらも肌への優しさを追求した設計が光ります。そのため機能性だけでなく、着る人が安心できるような温かみを備えた一着に仕上がっています。
驚きの軽さ
サーモライトエコモード サーマルクルーネックを手に持ったとき、優しい肌触りと共に驚くのはその軽さでしょう。
実際に着用するまでもなく、店頭でラックから外したときに思わず「軽っ!」とつぶやきそうになるほどの軽さです。
では実際にどれくらい軽いのか、数字にした方がわかりやすいので、重さを量ってみました。
冬を快適に過ごすことができるアイテムとして人気の「ワークマン メリノウール長袖丸首シャツ Lサイズ」が「163g」だったのに対して、「ワークマン サーモライトエコモード サーマルクルーネック Lサイズ」は「130g」。
メリノウールインナーよりもサーモライトエコモード サーマルクルーネックの方が33gも軽量でした!
苦痛を感じたサイズ感
サーモライトエコモード サーマルクルーネックのサイズ感について。
1つはアウトドアアクティビティを考えて購入したブラックのLサイズ。
サイズ | L |
着丈 | 67cm |
身幅 | 50cm |
袖丈 | ラグランスリーブのため計測不能 |
着丈は首の後ろから裾まで、身幅は左脇の下から右脇の下までを計測
体にぴったりとフィットするようなことはなく、身幅や袖周りにゆとりのあるサイズ感。
ただ首回りのサイズ感が終わっていた……。
胸周りやお腹周り、袖周りは余裕があるのに首回りだけ全く余裕がないのです。
もちろん筆者の首が太いからではありませんよ?
筆者はこれまで数え切れないほどの回数、様々な服を着てきましたが、首回りがきつい、苦しいと思ったことは1度もありません。
しかしサーモライトエコモード サーマルクルーネックを着用した際には、首元に頻繁に指を入れて空間を作ってやらないと苦痛で着ていられないのです……。
個体差なのかなとは思いますが。
ちなみに袖口も首元と同じように狭い作りになっていて、ゴムが入っているのですが、こちらも伸縮性はあまりありません。
もう1つはベージュ……というよりはオフホワイトっぽいカラーのLLサイズ。
サイズアップしたのはLサイズの首回りがキツかったからではなく、レイヤードしたときにチラっと裾から見えるくらいのサイズ感で着たかったからです。
具体的なサイズはこちら。
サイズ | L |
着丈 | 71.5cm |
身幅 | 53cm |
袖丈 | ラグランスリーブのため計測不能 |
Lサイズでも十分余裕がありましたが、ワンサイズアップしたことで、更にゆったりと着ることができるサイズ感でした。
首回りも問題なしでしたが、他の部分に比べるとやはり小さいかなとは思いました。
ワークマン「サーモライトエコモード サーマルクルーネック」の品番と売ってない理由
軽量かつ暖かく、1,280円と安価な価格で購入できる「ワークマン サーモライトエコモード サーマルクルーネック」。
話題のアイテムであり、非常に評価の高いアイテムではあるのですが、こんな声も少なくありません。
そう、欲しいのに売っていないと。
なぜ「ワークマン サーモライトエコモード サーマルクルーネック」は売っていないのか?
1つは「単純に売り切れてしまっているから」です。
ワークマンのアイテムはいつ入荷しているかがわかりにくいため、気づいたら完売していた、気になって探しに行ったらもう売り切れていたということが少なくありません。
また「サーモライトエコモード サーマルクルーネック」はワークマンのオンラインストアで販売していないことも買えない大きな要因となってしまっています。
更に商品ページすらないため、近隣店舗の在庫検索ができず、他のアイテムに比べて入手難易度が上がってしまっているのです。
もう1つは「在庫はあるけど見つけられていない」です。
ワークマンの店舗の陳列はユニクロなどに比べると非常にわかりにくく、お目当てのアイテムを探すのがけっこう難しかったりします。
そのため店内に在庫はあるんだけど見つけられていないことが割とあります。
ですので店内を探して見つからない場合は店員さんに「○○(商品名もしくは品番)はありますか?」と聞くのがオススメです!
実際に筆者も「サーモライトエコモード サーマルクルーネック」を最初見つけることができず、店員さんに教えてもらって購入することができました。
そんな「サーモライトエコモード サーマルクルーネックの品番」はこちら↓
品番 | 22018-○○ |
○○はカラーになります。
筆者が持っているブラックなら品番は「22018-02」、ベージュなら「22018-11」となります。
ワークマン「サーモライトエコモード サーマルクルーネック」の良かったところ
- 着用感
- 価格
ワークマン「サーモライトエコモード サーマルクルーネック」の良かったところはやはりその軽さと着用感です。
表地、裏地共に優しい肌触りで敏感肌でもストレスなく着用することができました。
また1,280円という価格も魅力的。
1年で使い捨てにしても全くもったいなくなく、2,3色買ってローテーションしてもお財布に優しい価格設定!
ワークマン「サーモライトエコモード サーマルクルーネック」の悪かったところ
- サイズ感
首回りのサイズ感が本当に残念。
服を着て苦痛を憶えたのは初めてだったかもしれません。
2025年モデルが出るのであれば、ここは要改善だと思います。