今日まで続くナイキ エアマックスシリーズの礎を築き、今なお愛され続けている「NIKE AIR MAX 1(ナイキ エアマックス1)」。
そんなエアマックス1の最新作として、2023年にリリースされた一足「NIKE AIR MAX 1 PRM “ESCAPE”(ナイキ エアマックス1 プレミアム ”エスケープ”)FJ0698-100」を購入!
実際に着用してわかったサイズ感、履き心地、注意点などと合わせてレビュー!
- エアマックス1 エスケープの実物の素材感を知りたい人
- エアマックス1 エスケープの実物のカラーを知りたい人
- サイズ感を知りたい人
- 履き心地を知りたい人
目次
ナイキ「エアマックス1 プレミアム ”エスケープ” FJ0698-100」をレビュー!
1978年に始まったナイキのトレイルランニングの歴史に新たな1ページを刻むと共に、ナイキのトレイルランニングの道を切り開くこととなったMark Parker(マーク・パーカー)デザインの伝説的な一足「NIKE ESCAPE(ナイキ エスケープ)」
そんな「ナイキ エスケープ」と太平洋岸北西部からインスピレーションを受けてデザインされた一足が「NIKE AIR MAX 1 PRM “ESCAPE”(ナイキ エアマックス1 プレミアム ”エスケープ”)FJ0698-100」だ。
1987年にナイキから登場た「AIR MAX 1(エアマックス1)」は、パリのポンピドゥー・センターからインスピレーションを受けたナイキの伝説的デザイナー「Tinker Hatfield(ティンカー・ハットフィールド)」が考案し、画期的なコンセプトのもと生まれた一足。
スニーカー業界に革命をもたらすこととなった目でエアの存在を確認できる革新的テクノロジー「ビジブルエア」ユニットの搭載、洗練されたシルエット、スウッシュ、特徴的なカラーリングなど、そのアイコニックなデザインは、発売から35年以上が経った今も、時代を超え、世代を超え、世界中のスニーカー愛好家たちを魅了し続けている。
ではディテールを見ていこう。
デザインとマテリアル、カラー
ボックスはいわゆる赤箱と呼ばれる普通のボックス。
いざ開封。
アッパーには目の大きな粗めのメッシュをベースに、マッドガードに毛羽立ちが目立つ粗いスエード、オーバーレイに滑らかな質感のヌバック、スウッシュやヒール等にレザーと、4種類の異なるマテリアルが採用されている。
そんなマテリアルにはそれぞれに異なるカラーが配されていて、メッシュ部にはホワイト、スエード部にはブラック、ヌバック部にはグレージュライクなカラー、レザー部にはくすんだブルー(ステートブルー)を配色。
エアマックス1に初搭載されて以降、ナイキのスニーカーの象徴的なデザインとなるビジブルエアが搭載されたソールは、ミッドソールにホワイト、アウトソールにステートブルーが配されている。
そしてヒールには今作を象徴するデザインの1つとなる、太平洋岸北西部の緑豊かな森林のランニングコースからインスピレーションを受けた木々のデザインが刺繍で施されている。
シューレースは今作がインスピレーションを受けた森林を歩くのに最適なトレッキングシューズライクなシューレースが標準装備となっている。
柄のように見える部分はラメになっていて、光が当たるとキラキラと輝きを放つ。
またシューレースには張りがあり、結んでもアッパーに沿うように垂れることはない。
替え紐としてホワイトのシューレースが付属となっているが、完全なホワイトではなく、こちらもラメ入りシューレースとなっている。
最初は標準装備のステートブルーのシューレース一択だろうと思っていたが、実際にホワイトのシューレースと通してみると、想像していたよりも全然いい!
どちらにするか迷う。
商品名 | NIKE AIR MAX 1 PRM “ESCAPE” |
カラー | White/State Blue-Black-Soft Grey |
スタイルコード | FJ0698-100 |
価格 | 19,250円 |
発売日 | 2023年3月25日 |
ナイキ エアマックス1 プレミアムの違いとは?
ナイキのエアマックス1のラインナップを見ていると「エアマックス1」と「エアマックス1 プレミアム」という種類が存在していることがわかる。
そのため
と気になっている人が多いようだ。
結論からいうと「スニーカーに使われているマテリアルやデザイン、カラーリングが違う」。
マテリアル
通常のエアマックス1よりもハイクオリティなマテリアル――プレミアムレザーやスエードなどスニーカー全体の見た目などを高めるものが採用されている。
デザイン面
ユニークなデザイン――今作で言うとヒールに刺繍された太平洋岸北西部の木々――やカラーリングが採用されていることが多い。
価格
ハイクオリティなマテリアルやデザイン、カラーを採用した結果、通常のエアマックス1よりも高い価格設定となっている。
限定
通常のエアマックス1よりも販売量が少ない傾向が見られる。
ナイキ エアマックス1 プレミアム ”エスケープ”のサイズ感
エアマックス1は足長は標準的なサイズだが、足幅が狭いモデルとして有名。
実際、筆者も「ナイキ エアマックス1 プレミアム ”エスケープ”」を履いてみて、足幅がややタイトかなと感じた。
またフィット感も強めに感じた。
そのため足幅が広い人や厚手の靴下を履く場合はハーフサイズ~アップもアリかなと思う。
まぁエアマックス1は大抵のショップにおいてあると思うので、1度ショップで試着してみるのが間違いないだろう。
ナイキ エアマックス1 プレミアム ”エスケープ”の履き心地
履き心地 | ★★★☆☆ |
軽さ | ★★★☆☆ |
グリップ力 | ★☆☆☆☆ |
後のナイキのスニーカーに大きな影響を与えることとなった目で空気の存在を確認することができるクッショニングシステム「ビジブルエア」を搭載している「NIKE AIR MAX 1 PRM “ESCAPE”(ナイキ エアマックス1 プレミアム ”エスケープ”)FJ0698-100」。
それだけに
と気になっている人が多いようだ。
ビジブルエアの存在――エアが衝撃を吸収し、柔らかな履き心地を感じさせてくれそうに見えるが、エアマックス1はもともとランニングシューズとして作られただけあって、履き心地は硬め。
また自重「約403g」と近年人気を博しているHOKA(ホカ)やON(オン)などの最新のランニングシューズに比べると重め。
とはいえ特別重いスニーカーというわけでは全くない。
実際に今作を履いて3日間で20km以上歩いてみたが、重いと感じることはなかったし、履き心地が悪いとも感じなかった。
ただグリップ力には大いに問題がある。
晴れの日、問題なし。
曇りの日、問題なし。
雨の日、注意が必要!
凹凸のないツルツルの濡れたタイルの上や金属の上を歩くと滑る。
平坦な場所ならまだなんとかなるが、傾斜が少しでもつくと滑るため危険。
そのため雨の日や雨上がりのまだ地面が濡れている日は要注意だ。
ナイキ エアマックス1 プレミアム ”エスケープ”のレビューまとめ
実際に「ナイキ エアマックス1 プレミアム ”エスケープ”」を履いてわかった「良かったところ」と「悪かったところ」。
- デザインと配色
今作を買うことにした決め手がデザインと配色。
スエード、メッシュ、ヌバック、レザーの4種類のマテリアルに、ブラック、ホワイト、レッド、ステートブルーの4種類のカラーが使われているが、非常にバランス良く配されていて、非常にカッコイイ!
またシュータンのラベルとヒールのNIKE AIRのロゴに採用されたレッドの差し色もたまらない!
ただ履き始めた当初、手に取ってみたときはそれほど気にならなかったこと――目の粗いメッシュとスエードの組み合わせが、実際に履いて足元に目を落とすと、ちょっといまいちというか、浮いているというか、チープに見えるというか――が気になった。
しかし履いているうちに気にならなくなり、履く度、目にする度「あぁ、カッコイイな」と感じている。
- 滑る
今作を履いて3日間で20km以上を歩いてみた。
晴れや曇りの日に、普通に、普通の道を歩く分には何の問題もなかった。
なんなら舗装されていない道を歩いても特に問題を感じることはなかった。
しかし濡れた凸凹のないツルツルのタイルや金属製のものの上は恐ろしく「滑る」。
グリップ力を失い、氷の上を歩いているが如く滑る。
これほど滑るとは想像だにしていなかった筆者は実際に滑って転けた。
雪の日にシャークソールに雪がつまり、滑って転けた日以来、転けた。
注意して欲しい。