オンラインショッピングのみならず、実際のお店でもスマホ1つあれば買い物ができ、電車にも乗れる――世はまさにキャッシュレス時代!
……とはいえ、現金が必要な場面やクレジットカード、免許証などのカード類が必要なときもある。
今回はそんなキャッシュレス時代にぴったりな手のひらサイズのミニマルな財布「sacai×PORTER Trifold Wallet(サカイ×ポーター トライフォールド ウォレット)」をレビュー!
- 実物の素材感を知りたい
- 実物のカラーを見たい
- 財布のサイズを知りたい
- 財布の使用感を知りたい
目次
サカイ×ポーターコラボ「トライフォールド ウォレット(財布)」をレビュー!
日本を代表する2つのブランドのコラボレーションによって生まれた「sacai×PORTER(サカイ×ポーター)」。
そんなコラボコレクションを彩るアイテムとしてトートバッグやバックパック、バムバッグ(ウエストバッグ)、ポーチ、ウォレットなどが数シーズンにわたってリリースされた。
今回レビューするのは幾つかあるコラボウォレット(財布)の中でも、コンパクトな三つ折り財布となる「sacai×PORTER Trifold Wallet(サカイ×ポーター トライフォールド ウォレット)」だ。
株式会社コム・デ・ギャルソンに入社し、川久保玲と渡辺淳弥といった日本を代表するファッションデザイナーの元、研鑽を積んだ阿部千登勢(あべちとせ)が手がけるブランド「sacai(サカイ)」。
異質なスタイル、ファブリック、シルエットをシームレスに融合させ、調和しつつも意外性のあるコンポジションを形成するユニークなアプローチに、NIKE(ナイキ)、THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)、Carhartt(カーハート)など、世界的な有名ブランドとのコラボレーションも積極的に行い、その特徴的な美学をスポーツウェア、アウトドア、ストリートウェアの世界に浸透させ、世界中にファンを広げ、魅了している。
1962年に吉田鞄製造所によって設立されたバッグブランド「PORTER(ポーター)」。
比類なきクオリティと細部への拘り、デザインと機能の両面で卓越したものを追求する姿勢――最高級の素材を使用し、熟練の職人によって日本で作られる製品は、ファッション通や実用志向の消費者から熱烈な支持を、日本のみならず世界中から集めている。
ポーターコラボらしいポーターライクなシンプルな見た目に、中を開けるとレザー製のsacaiのタグが現れるコラボウォレット。
ディテールを見ていこう。
サカイ×ポーター トライフォールド ウォレットのサイズ
購入時の参考にしてもらいたい「sacai×PORTER Trifold Wallet(サカイ×ポーター トライフォールド ウォレット)」のサイズについて。
折りたたんだ状態での実寸は以下。
幅 | 約10.5cm |
高さ | 約7.5cm |
三つ折り財布だけあってかなりコンパクト。
iPhone15 PROの2/3程度の大きさしかなく、男性はもちろん、女性の手のひらにも収まるサイズとなっている。
続いて展開時の実寸。
幅(長い辺) | 約22.7cm |
高さ | 約7.5cm |
折りたたんだ状態だとかなりコンパクトだが、展開すると約22.7cmとけっこう長くなる。
猫の脇を抱えて持ち上げたら想像以上に伸びた感
しかしながら高さがないため、よくある長財布よりも大きくは全く感じない。
レザーとは異なるサカイ×ポーター トライフォールド ウォレットの質感
「sacai×PORTER Trifold Wallet(サカイ×ポーター トライフォールド ウォレット)」にはレザー製とナイロン製の2種類が存在するのだが、筆者はショルダーストラップに取り付けることを前提に考えていたため、ナイロン製をセレクト。
ナイロン製であるため、レザーのような経年変化を楽しむことは期待できないが、レザーよりもPORTER(ポーター)とのコラボ感が強く出ているかなと思う。
またポーター感が強く出ていることによって、コンパクトかつナイロン製という仕様によるチープ感がかなり緩和されている気もする。
カード入れ
財布を開くと出現するカード入れは4つ。
手前は浅め、奥は深めになっている。
そのため、手前に免許証を入れると氏名と誕生日がガッツリオープンになってしまうので、人にあまり見られたくないようなカードは奥側に入れておくのがオススメ。
そんなカード入れは4つしかないが、1つ1つに意外に余裕があり、3枚くらいまでなら重ねて入れても出し入れに支障はない。
小銭入れ
財布の両端に配されたカード入れに挟まれるように、財布の真ん中に配されているのが小銭入れとなる。
コンパクトなサイズ感の割に小銭はけっこう入る。
小銭が入りきらずに困るといったことが起こることは恐らくないであろう程度には入る。
お札入れ
コンパクトな財布だけれど、展開するとお札を入れるのに十分、いや十二分のサイズが確保されている。
いや、十二分というか十二分過ぎるというか……お札に対して大きすぎるくらいである。
ショルダーストラップに取り付けるのに便利なDリング
「sacai×PORTER Trifold Wallet(サカイ×ポーター トライフォールド ウォレット)」にはDリングが取り付けられている。
ショルダーストラップに付けて使う用の財布を探していた筆者にとって、コンパクトなサイズに加えて、このDリングの存在は購入に踏み切るためのかなり大きな要素となった。
ただDリングがプラスチック製だと破損が怖いなと。
なんせ筆者はショルダーストラップに取り付けて使う予定だったので、Dリングが破損すると最悪、財布を紛失する可能性があるから。
しかし筆者の予想に反して、Dリングはプラスチックではなく金属製だったことはうれしい誤算だった。
ただし、カラビナ等への擦れ具合によっては、Dリングの塗装が剥がれることがあるので、筆者のような使い方を考えている人は要注意だ。
付属の紐
筆者はショルダーストラップに取り付けて使っているため、外しているが、「sacai×PORTER Trifold Wallet(サカイ×ポーター トライフォールド ウォレット)」には紐が付属している。
財布のカラーに合わせたカラーが採用されており、筆者はネイビーの財布であるため、紐はブルー×レッドのツートンカラーとなっている。
またアグレットはDリング同様に金属製となっており、重量感がプラスされ、チープさが緩和されている。
ただサイズ調整するためのコードストッパーはプラスチック製。
全長は98cm。
首から提げて使うのはちょっと難しいかなと思う。
コードストッパーでサイズを調整し、手首などにかけて使うのが現実的かと思う。
サカイ×ポーター トライフォールド ウォレット(財布)のレビューまとめ
「サカイ×ポーター トライフォールド ウォレット」を使ってわかった「良かったところ」と「悪かったところ」。
- コンパクトなサイズ
- シンプルなデザイン
- 様々な使い方ができる(ショルダーストラップに取り付けたり)
コンパクトで軽量かつショルダーストラップに付けて使えるようにDリングを備えている財布、という条件に「サカイ×ポーター トライフォールド ウォレット」はぴったりと当てはまった。
- お札入れへのお札の収まりが悪く、出し入れ――特に収納時に使いにくさを感じる
- 小銭入れの視認性が悪く、小銭の出し入れが若干やりにくい
サイズ感やデザインは非常に気に入っているのだが、使いづらさを感じることもある。
1つはお札入れ。
お札の収まりが悪くなるレベルで大きいというか長いというか。
長すぎるあまりお札が左右どちらかに偏ってしまい、お札の一辺が変に折れ曲がってしまうのが非常に気持ち悪い。
またお札を出し入れするときにお札入れを広げると、ナイロンの柔らかさのような面が顔を出してきてしまい、収まりの悪さと相まって使いにくいさを感じることもある。
特にお札を収納しようとするとき。
もう1つは小銭入れ。
コンパクトな割に十分な量の硬貨が入るのだが、長財布などに比べるとやはり視認性が悪く、出し入れは若干やりにくい
セルフレジなら全く問題ないが、普通のレジで人が後ろに並んでいると、小銭を確認して出すのを躊躇してしまうことがある。
やはりコンパクトな財布だけあって長財布に比べると収納力、お金の出し入れのし易さで劣ることは間違いない。
お金の出し入れがしにくいというのは財布にとって致命的ではないか?と思わないでもないが、スマホ決済がメイン、財布はサブというか補助的に使うのであれば悪くない財布だと思う。