お気に入りのスニーカーを履こうと靴箱から取り出したら「えっ、カビが生えてる……」なんて経験ありませんか?
高温多湿の日本において、「靴・スニーカーに発生するカビ」は靴・スニーカーを持っている人にとって最も一般的な悩みの1つです。
今回はそんな「靴・スニーカーに発生してしまったカビの除去」と「カビを防止するための方法」を実際にお見せしながら解説します!
お気に入りのスニーカーをもう履けないと捨ててしまう前に、諦めてしまう前に1度試してみてください。
目次
靴・スニーカーのカビ取り方法
実際に靴・スニーカーに発生してしまったカビを除去していきたいと思います。
今回の対戦相手は実家に眠っていた新品なのにカビが生えていた「Vans Half Cab Pro(ヴァンズ ハーフキャブ プロ)」さん。
スエードとキャンバスで構成されたアッパーのトウボックスの部分にカビが発生してしまっています。
ではそんなカビを取るためのアイテムを用意しましょう。
- 手袋
- マスク
- 布(捨てていいもの)
- モールドクリーナー
続いてカビを除去する方法――おおまかな流れがこちら。
では1つずつ実践していきましょう。
外に出る
まずはカビの生えてしまった靴(スニーカー)を持って外に出ましょう。
なぜ外に出るのか?
それはカビを除去するときにカビの胞子が周囲に飛び散ってしまうかもしれないからです。
カビの胞子が飛び散ってしまうと周囲のものまでカビさせてしまうかもしれませんからね。
被害を拡大させないように、作業は外で行いましょう。
モールドクリーナーを使ってカビを除去
外に出たら作業を開始する前に、カビの胞子を吸い込まないようにマスクと手袋をします。
続いて靴紐(シューレース)を靴から外します。
では靴(スニーカー)に生えたカビを除去していきましょう。
今回はカビの除去と予防ができるモールドクリーナーを使います。
まずモールドクリーナーを柔らかい布などに吹きかけるか、靴(スニーカー)全体に吹きかけます。
その際、モールドクリーナーを吸い込まないように注意してください!
そしてカビの生えている箇所もしくは(目に見えないカビにも対応するため)靴全体を布で磨き、カビを除去していきます。
カビの除去に使った布は再利用せず、使用後捨てましょう。
モールドクリーナーを使ってカビを防止
カビが除去できたら、今度はカビの発生を防止するためにモールドクリーナーを靴(スニーカー)全体に吹きかけていきます。
このとき靴の表面だけでなく、靴の中やソールにも吹きかけておきましょう。
靴・スニーカーを乾かす
モールドクリーナーを吹きかけたら、風通しの良い日陰で靴(スニーカー)を乾かしましょう。
期間は5日~7日間程度。完全に乾かすことが大事になります。
スプレーなどでお手入れを行う
靴(スニーカー)が乾いたらそれで終了!でもいいのですが、お手入れをして見栄えを整えてあげましょう。
スエードなどの場合なら、ブラッシングしたり、スエードに栄養を与えることができるスプレーなどを吹きかけてあげます。
どうですか?
↑ before
↓ after
作業前よりも綺麗になったでしょう?
これでカビの除去作業は終了です。
※追記:カビ除去作業から一ヶ月以上が経過しましたが、今のところカビは発生していません。
靴・スニーカーにカビが生える原因
カビを除去でき、再び綺麗に生まれ変わった靴(スニーカー)。
しかしこれまでと同じようにしているとまたカビが生えてしまいかねません。
では、なぜカビは生えるのでしょうか?
その主な原因は「湿気と通気性の悪さ」です。
日本特有の高温多湿な環境、ジメジメした日が続く梅雨の時期など、人間にとって最悪の環境がカビにとっては最高の環境となってしまうのです。
そのため梅雨の時期などに濡れたまま靴(スニーカー)を放置したり、湿気が悪い場所、風通しの悪い場所で保管するこどがカビが発生する原因となります。
靴・スニーカーのカビ防止術
ではどうすれば靴(スニーカー)のカビの発生を防止できるのでしょうか?
靴(スニーカー)に生えるカビの発生を防止するためには、上述した原因を取り除いてやることです。
雨の日や汗をかいた後などはそのまま放置するのではなく、通気性の良い場所で陰干しをしてしっかりと乾燥させてやることが大事になります。
保管するときも湿気が多く、通気性の悪い場所に保管することは避けましょう。
また定期的にお手入れをすること、カビの発生を防止するモールドクリーナーの使用も効果的です!
そうすることでカビの発生を抑制することができますよ!