TETこと西山徹(にしやまてつ)が手がける日本発の人気ブランド「WTAPS(ダブルタップス)」。
音楽やバイク、スケートボードなどのカルチャーからインスピレーションを受け、融合し、生み出されるアイテムは日本のみならず、東アジアの人々をも魅了している。
そんなWTAPSと同じくスケートカルチャーと縁の深いVans(ヴァンズ)とのコラボスニーカー「WTAPS×Vault by Vans OG HALF CAB LX 222BWVND-FWW06S / 222BWVND-FWM06S(ダブルタップス×ヴォルト バイ ヴァンズ OG ハーフキャブ LX)」。
実際に着用してわかった質感やサイズ感、履き心地をレビュー!
- ハーフキャブの実物の素材感を知りたい
- ハーフキャブの実物のカラーを見たい
- ハーフキャブの履き心地を知りたい
- ハーフキャブのサイズ感を知りたい
目次
ダブルタップス×ヴァンズ「OG ハーフキャブ LX 222BWVND-FWW06S / 222BWVND-FWM06S」
かつてSupreme(シュプリーム)の直営店のみで販売された「WTAPS×Vans Syndicate(ダブルタップス×ヴァンズ シンジケート)」シリーズを皮切りに、20年近くにわたってコラボアイテムをリリースし続けているWTAPSとVans。
そんな両者による最新のコラボコレクションが「WTAPS 2022AW Vault by Vans(ダブルタップス 2022AW ヴォルト バイ ヴァンズ)」だ。
アパレルも展開されたコラボコレクションの中で、コラボスニーカーとしては4種類がラインナップ。
コード | 価格 | ||
OG CHUKKA LX | 222BWVND-FWW04S | 222BWVND-FWM04S | 18,700円 |
OG ERA LX | 222BWVND-FWW05S | 222BWVND-FWM05S | 16,500円 |
OG HALF CAB LX | 222BWVND-FWW06S | 222BWVND-FWM06S | 19,800円 |
OG OLD SKOOL LX | 222BWVND-FWW07S | 222BWVND-FWM07S | 17,600円 |
チャッカ、エラ、ハーフキャブ、オールドスクールとVansを代表するモデルをベースにしたコラボスニーカーとなっている。
筆者はそんな4種類の中から「WTAPS×Vault by Vans OG HALF CAB LX(ダブルタップス×ヴォルト バイ ヴァンズ OG ハーフキャブ LX)」を購入。
個人的にVansの数あるモデルの中でハーフキャブはGeoff Rowley(ジェフ・ローリー)と並んで特に好きなモデルだったので、抽選に当たったときは凄くうれしかった!
まぁ後に海外の多くのショップで半額セールになっていたが……。
ではディテールを見ていこう。
質感の高さを感じさせるスエードアッパー
スケートボード界のレジェンド「Steve Caballero(スティーブ・キャバレロ)」のシグネチャーモデルとなる「HALF CAB(ハーフキャブ)」をベースにしたコラボスニーカー「WTAPS×Vault by Vans OG HALF CAB LX(ダブルタップス×ヴォルト バイ ヴァンズ OG ハーフキャブ LX)」。
アッパーのメインマテリアルにはスエードを採用しているのだが、LX(Luxury:ラグジュアリー)の名前が示すとおり、高い質感とスエードらしい毛羽立ち。
オリジナルモデルではメッシュ素材が採用されているシュータンの部分にも同じスエードが採用されている。
アッパーの外側はハーフキャブお馴染みのタグに加えて、その少し下にWTAPSらしいピスタグが取り付けられている。
更に内側にはコラボならではとなるWTAPSのタグを配置。
インソールもVansのロゴに加えてWTAPSのロゴが配されたコラボ仕様。
WTAPSを象徴するデザインの1つとなるクロスボーンパターンが採用されたチャッカとエラに対して、「WTAPS×Vault by Vans OG HALF CAB LX」はシンプルなデザインの一足に仕上がっている。
ダブルタップスとのコラボスニーカーならではの配色
シンプルながらコラボならではのデザインが採用された「WTAPS×Vault by Vans OG HALF CAB LX」。
そんなデザイン以上にWTAPSとのコラボであることを際立たせているのが、今回のコラボコレクションを象徴するカラーであり、メインカラーとして配色されている「COYOTE BROWN(コヨーテブラウン)」だ。
米軍でも使われている枯れ葉のようなこのカラー。
ミリタリーライクなアイテムも少なくなく、コヨーテブラウンをカラーパレットの1つとしているWTAPSとのコラボならではのカラーセレクトと言えるだろう。
ソールにはダークブラウンのような濃いブラウン系カラーが採用され、アースカラーによる調和に加えて重厚感ももたらしている。
個人的には最高に近いカラーリングの一足であり、秋冬コーデに合わせたいカラーの一足となっている。
またそんな今回のコラボを象徴する最高のカラーはスニーカーだけでなく、ボックスにも採用されており、ロゴと共にうれしいコラボ仕様となっている。
WTAPS×Vault by Vans「OG HALF CAB LX」の履き心地
履き心地 | ★★☆☆☆ |
軽さ | ★☆☆☆☆ |
グリップ力 | ★★★★☆ |
「WTAPS×Vault by Vans OG HALF CAB LX」の履き心地はVansらしい硬めの履き心地。
クッション性があまり感じられず、地面を踏みしめたときの衝撃がダイレクトに伝わってくる。
ライニングはオリジナルモデルに近く、固めで、足首周りを柔らかく優しく包み込んでくれるような感覚はない。
そして重い。
実際に重さを計ってみたところ「529g(片足のみ)」だった。
比較対象として計ってみたハーフキャブ プロの重さが「437g」だったので、100g近く重いことになる。
恐らく数字だけ見てもピンと来ないと思うが、これは重いことで知られる「ナイキ エアフォース1 ロー」よりも重い数字となっている。
とはいえ、このスニーカーを履いてランニングしたり、トレッキングを楽しんだりする人はいないだろうから、大きな問題ではないかもしれないが……。
グリップ力は良いと思う。
スケートシューズだけあって晴れの日でも曇りの日でも雨の日でも、コンクリートの上も舗装されていない場所でも不満を抱いたことはない。
WTAPS×Vault by Vans「OG HALF CAB LX」のサイズ感
「WTAPS×Vault by Vans OG HALF CAB LX」のサイズ感に関しては、特に大きくもなく小さくもなく。
普段履いているものと同じサイズで良いかなと思う。
ただオリジナルのハーフキャブに比べて、マテリアルの硬さ故か、履くときに履きにくさを感じた。
ダブルタップス×ヴァンズ「OG ハーフキャブ LX 222BWVND-FWW06S」のレビューまとめ
「ダブルタップス×ヴァンズ OG ハーフキャブ LX」を実際に履いてわかった「良かったところ」と「良くなかったところ」。
- デザインとカラー
今作を購入しようと思ったのが「デザインとカラー」。
もともとVansのスニーカーの中で1、2を争う大好きなモデルである「ハーフキャブ」ベースかつ、他のコラボモデルのようなクロスボーンパターンが採用されていないシンプルなアッパーのデザインに、高級感のあるスエード素材。
そしてコヨーテブラウンのカラーリング。
ネットで画像を見たときから「カッコイイ」と思っていたのだけれど、実物を手に取って改めて「カッコイイ」と思った。
- 重さ
- 価格
「ダブルタップス×ヴァンズ OG ハーフキャブ LX」を購入して思った良くなかったところ。
1つは「重さ」。
重い。
まさかエアフォース1 ローよりも重いとは思わなかった。
個人的にはVansのスニーカーに履き心地は求めていないが、履いて出かけるのを躊躇してしまいそうな重さ……。
履き心地の良いスニーカーが欲しい人、歩き回る人にはオススメしない。
もう1つは「価格」。
Vansのスニーカーで2万円近い価格設定は高いと言わざるを得ない。