定番モデルとなる「GEL-KAYANO(ゲルカヤノ)」シリーズや「GEL-LYTE(ゲルライト)」シリーズに加えて、「GEL-NYC(ゲルエヌワイシー)」が新たな人気モデルとして台頭してきている「asics(アシックス)のスニーカー」。
デザイン面に加えて、日本人の足を知り尽くした日本メーカーだからこその履き心地の良さも人気の理由となっている。
そんなアシックスと豊田合成の共同企画によって誕生したサステナブルなスニーカー「asics×豊田合成 GEL-SONOMA 15-50 Air Bag(アシックス×豊田合成 ゲルソノマ 15-50 エアバッグ)」
豊田合成とのコラボだからこそ生まれた特徴的なマテリアルを装備した特別な一足を、サイズ感、履き心地と合わせてレビュー!
- ゲルソノマ 15-50の実物の素材感やカラーを知りたい
- ゲルソノマ 15-50の実物のカラーを見たい
- サイズ感を知りたい
- 履き心地を知りたい
目次
asics×豊田合成「ゲルソノマ 15-50 Air Bag」をレビュー!
世界のトヨタを含むトヨタグループを形成する1社である「豊田合成(とよだごうせい)」。
強度、耐久性、安全性に優れたエアバッグ用マテリアルの生産で世界をリードしている。更にエアバッグ用マテリアルを生産するのみならず、リサイクルし、トートバッグやペンケース、ストラップなどに生まれ変わらせることで廃棄を減らすエコな活動も同時に行っている。
一方、ランニングシューズを始め、スポーツウェアのリーディングカンパニーである「アシックス」もまた自社のスポーツウェアに積極的にリサイクル素材を採用するなどサステナブルな製品の開発を行っている。
そんな両者が手を組んで開発されたモデルが「asics×豊田合成 GEL-SONOMA 15-50 Air Bag(アシックス×豊田合成 ゲルソノマ 15-50 エアバッグ)」だ。
商品名 | asics×豊田合成 GEL-SONOMA 15-50 Air Bag |
カラー | White/Cayenne |
Width | Standard |
価格 | 16,500円 |
asics GEL SONOMA 15-50(ゲルソノマ 15-50)とは?
アシックスと豊田合成のコラボによって生まれた「(アシックス×豊田合成 ゲルソノマ 15-50 エアバッグ)」のベースとなっているのが「asics GEL SONOMA 15-50(ゲルソノマ 15-50)」。
アシックスのクロスカントリー用スニーカー「15-50」のアッパーとトレイルランニング用スニーカー「GEL-SONOMA(ゲルソノマ)」のソールの要素を取り入れたモデルだ。
もともとはさまざま地形を走るトレイルランナーのためにデザインされたモデルだったが、現在ではトレイルランからストリートまで様々なシーンで活躍するライフスタイルスニーカーとなっている。
それではティテールをみていこう。
豊田合成のエアバッグをリサイクルした革新的マテリアル採用のアッパー
「アシックス×豊田合成 ゲルソノマ 15-50 エアバッグ」の最大の特徴となるのがアッパーのマテリアル。
ベースとなっているゲルソノマ 15-50のアンダーレイとシュータンは通常メッシュ素材が使われていることが多いが、今作は豊田合成とのコラボだからこそのマテリアル――豊田合成製の丈夫なナイロン素材で作られたエアバッグ用素材を元に、アシックスと共同開発されたマテリアルが採用されている。
エアバッグといえば自動車の衝突時に瞬時に膨らみ、シートベルトと共に人の命を守ってくれる大事な機構。
そんなエアバッグを再利用したマテリアルだけに、軽量かつ強度、耐久性などに優れていることは言うまでもない。
更に空気が抜けないようにするコーティング前のエアバッグ生地をあえて使用することによって、スニーカーに求められる通気性も確保している。
パッと見はザラっとした素材感に見えるが、触ってみるとシルクのような滑らかさではないが、想像以上に滑らかな触り心地。
そんなコラボマテリアルを採用したアンダーレイはメッシュ素材とは違った唯一無二と言っても過言ではない特性と質感を備えたものとなっている。
またオーバーレイにはスエード素材、サイドパネルにはアシックスを象徴するロゴデザインとなるアシックスストライプをトランスルーセントのラバー素材?で表現している。
ゲルテクノロジー採用のソール
「アシックス×豊田合成 ゲルソノマ 15-50 エアバッグ」は、歩くとき、走るときに最も衝撃を受けることとなるリアフットに、衝撃、ねじれに対応し、安定性を高めるアシックスが誇る「GEL technology(ゲルテクノロジー)」を採用。
更に衝撃を緩和しながら高い反発力を生み出す「SpEVA」、アウトソールには通常のラバーソールよりも耐摩耗性――耐久性に優れた「AHARPLUS」を採用している。
そんな「アシックス×豊田合成 ゲルソノマ 15-50 エアバッグ」はトレイルラン、ハイキング、ストリートなど様々な地形で優れたクッション性とトラクションを発揮するスニーカーに仕上がっているのだ。
コーデを選ばないasics×豊田合成「ゲルソノマ 15-50 エアバッグ」のカラー
カラーはミルキーホワイト(乳白色)をメインカラーに、今作の特徴的なマテリアルとなるエアバッグ生地を採用したアンダーレイに走るステッチや数字、体内を駆け巡る血管のようなトランスルーセントのアシックスストライプ、シューレースなどの各所にレッドの差し色が採用されている。
豊田合成のメーカーロゴや日本の国旗である日の丸を彷彿とさせるような白と赤。
日本を代表する2つの企業によるコラボらしいカラーと言えるかもしれない。
個人的にホワイトにレッドの差し色というのは大好きな配色。
かつてナイキからリリースされた「NIKE AIR VAPORMAX Pure Platinum(ナイキ エア ヴェイパーマックス ピュアプラチナム )」っぽさも感じていて、このカラーこそが今作を購入しようと思うキッカケとなったと言っても過言ではない。
替え紐としてミルキーホワイトの替え紐が付属。
asics×豊田合成「ゲルソノマ 15-50 エアバッグ」の履き心地
履き心地 | ★★★★☆ |
軽さ | ★★★★☆ |
グリップ力 | ★★★★☆ |
足をそっと入れた瞬間、足を優しく包み込んでくれるような柔らかく心地よいホールド感とフィット感。
足を踏み出し、地面を踏みしめたときに感じる確かなトラクション。
重さも「342g」と軽量で、1日1万歩程度歩いても靴による疲労感や不快感を覚えることはなかった。
もちろん晴れの日も曇りの日も雨の日も、舗装された道も舗装されていない道も問題なし!
アディダスのブーストフォームがふんだんに使われたスニーカーやナイキのリアクトフォームが採用されたスニーカーのような新感覚の履き心地ではないが、歩くのが苦にならない快適性を備えた一足と言えるだろう。
asics×豊田合成「ゲルソノマ 15-50 エアバッグ」のサイズ感
「アシックス×豊田合成 ゲルソノマ 15-50 エアバッグ」のサイズ感に関しては、小さくもなく大きくもないサイズ感かなと思う。
ちなみにアシックスのUSのサイトには自分に合ったサイズをオススメしてくれる機能があり、それによるとナイキやアディダス、ニューバランスなどのスニーカーで(例えば)27cmを履いているのであれば、27cmがオススメされた。
asics×豊田合成「ゲルソノマ 15-50 Air Bag」のレビューまとめ
- デザインと配色
- 履き心地
- 価格
個人的にSkyrimのドゥーマー文明のようなメカメカしさを感じる……デザインと白系に赤の差し色――体内を駆け巡る血管のようにも見える赤の配色が最高だった。
街中であまり被ることがないこともうれしいところ。レアスニーカーというわけではないけれど、逆に激レアのスニーカーを履いているような特別感がある……ようなないような。
個人的にファッションアイテムとして履くスニーカーに履き心地は求めていないのだが、さすが日本人の足を理解したアシックスだけに言うことなし。
また価格も右肩上がりのスニーカー市場において、16,500円(モデルによっては12,100円)という価格は非常に魅力だと感じた。
- なし